知らないからできたこと①

コロナの話題もええ加減ウンザリするので、今日は個人的な話でもします。徳島へ移住して来て10年が過ぎました。農業がしたいという主人の夢を叶えるべく、あまり深く考えもしないで大阪から主人の実家のある徳島にやって来ました。
ほぼコネも知り合いも少ない中、借りれた農地は標高400mの影地の放棄地。開墾作業から始めるような毎日がスタートしました。有機&無農薬栽培にこだわる主人の指示通り野菜に付く虫を1つずつ取ったり、ご近所の酪農家から購入した牛糞を畑の土に混ぜ込んで耕運したり。それはそれは当時45歳の私には初体験ばかりでした。
しかも農業では完全な赤字続きで、私が働きに出る事で何とか生活は維持していました。
借りれた家もボロボロの古民家で、公営の水道水でなく自分達で山から200m程のホースをつないで湧き水で生きていました。もちろん、お湯なんて出るはずもなく…。
そうそう、お風呂は薪で主人が毎日時間をかけて沸かしてましたね。
まるで日本むかし話な情景です！
冬は雪国になってしまうので、凍結した山道で事故した事もありました。
あ～、なつかしい！
何も知らないからそんな生活に飛び込めたと思います。
思い出したら話が止まらないので、近日中に続きを書きます。